行政書士とはどんな仕事をしている人なの?

行政書士について

行政書士とは一体どんな仕事をしている人たちなのでしょうか。

今回は行政書士という職業について解説してきます。

これから行政書士を目指そうと考えている方や興味のある方は参考にしてみてください。

行政書士とはそもそも何者?

名前を聞いたことはあるという人は多いと思いますが、実際にどんな仕事をしているのかはよく知らないという人もいるでしょう。

行政書士とは簡単に言うと行政と民間を繋ぐ存在です。

私達が暮らすこの日本では様々なルール(法律)が存在します。ルールがないと争いごとが起きたり、困る人たちがいるからです。その社会生活を円滑にするため、行政があります。行政とは市役所や省庁などですね。例えば、お店を開業したいとします。しかし勝手にそこら辺でお店を開業させてはいけません。勝手にお店を開業して食中毒を起こしたりすれば大変なことになります。そこで衛生管理はきちんとできているのか、防火対策はできているのか、適切な人員を確保できているのか、資金は十分にあるのかなど一定のルールを設けています。そこで管轄する官公署に色々な書類を提出してお店を開業しても良いという許可をもらうのですが、この作業が結構大変です。官公署は基本的に平日しか開いてませんし、その書類を作成するのも必要書類を揃えるのも一苦労です。そんな時、出番なのが行政書士です。この官公署とのやり取りを業務としてできるのは行政書士だけです。

行政書士の仕事にはどんなものがある?

行政書士の仕事は大きく分けて許認可系と民事系に分かれます。

行政書士の仕事
許認可系 民事系

まず許認可系ですが、これが主な仕事になります。私たちが何かをしたいと思った時、そのほとんどに官公署からの許可や認可が必要となります。その官公署とのやりとりを代理で行う仕事になります。行政書士の醍醐味とも言え、行政書士だけに許された仕事です。

許認可と聞いてもピンと来ないという人もいるでしょう。何せその種類は膨大です。身近なところで言えば、飲食店や建設業、運送業などの開業があります。昔から有名なのは車庫証明とかでしょうか。また外国人の在留資格申請や就労ビザなどもありますし、ちょっと新しい分野で言うとドローン飛行の許可申請など行政書士の業務内容になります。

次に民事系ですが、これは遺言書の作成や相続、離婚問題などになります。許認可系が「B to B」なら民事系は「B to C」の業務になります。ただし、遺言書の作成や相続などの民事系は行政書士の専売特許ではなく、弁護士や司法書士など様々な士業が参入しています。

あとがき

今回は行政書士とはどんな存在なのか、どんな仕事をしているのかをテーマに解説させていただきました。

行政書士は人気資格ランキングでも上位に入る資格なので、目にしたことがある人は多いと思います。しかし、実際に行政書士と関わりを持ったことがあるという人は少ないでしょう。

そんなことから行政書士がどんな仕事をしているのかイメージが湧かない人もいるかと思います。しかし、行政と私たちの暮らしが切っても離せない関係にあるように、実はとても身近な存在でもあると思います。行政とのやり取りで壁にぶつかった時や、困った時に行政書士に相談してみようとならないかもしれませんが、そこは我々行政書士のアピール不足もあるかもしれませんので、もっと努力が必要だと感じます。

参考になれば幸いです。

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